座談会

SYMPOSIUM
先輩が語る、エンジニアに求められるもの、会社のよさ
チームリーダー座談会

5~10名ほどのエンジニアから成るチームは、KSKテクノサポートの組織の基本。そのチームのリーダーを、入社3年ほどたつと社員は任されることになります。彼らは、業界・技術職未経験でエンジニアになった先輩でもあります。
今回、そんなチームリーダーに話を聞きました。その姿は、きっと数年後のあなたです。

Y.H

営業統括第二部
第1システムサービス部
経営学部・経営学科卒、介護インストラクターを経て、2019年入社

Y.F

営業統括第二部
第3システムサービス部
経営経済学部経営経済学科卒、総務事務を経験したのち、2018年入社

Y.T

営業統括第四部
第1インテリジェントサービス部
理工学群工学システム学類中退、産業廃棄物処理・リサイクル業社員、カフェアルバイトなどを経て、2017年入社

S.M

営業統括第四部
第3インテリジェントサービス部
文学部・文化財学科卒、2015年入社

N.Y

営業統括第四部
第4インテリジェントサービス部
知識工学部・自然科学科卒、警備アルバイトを経験したのち、2017年入社

人を動かす難しさと楽しさ、
リーダーシップの取り方、
視野の広がり、会社視点

チームリーダーになって感じた難しさややりがい、
身に付いたことは?

Y.T
まず、大変だなって思ったのは、人にやってもらわなきゃいけなくなったこと。
チームリーダーになる前は、とにかく振られた仕事、やらなきゃいけない業務をやる、だったけれど、今は、それを誰かにやってもらわないといけない。
だから、どんどん割り振っていくんですけど、メンバーのうち誰が何が得意で、今どのぐらい仕事を抱えてるのかを見てなきゃならない。それで業務や指示をコントロールしていくのは大変です。
ただ、同時に楽しいことでもあります。新人に普段やってもらってることより少し難しめのこと振ってみて、で、「ちゃんとできた、すごいじゃん」ってなるみたいな。そうなると、その人も自信が付いて、また次にもうちょっと難しいことができるようになる。そういう、人の成長を見るのは楽しいですね。
Y.H
自分は、カッコいい先輩、できる先輩でいなきゃいけないなっていうのが大変かなって思ってます。
自分、3年目ぐらいでチームリーダーになったんですけど、後輩はチームリーダー=できる人みたいなイメージがすごいある。
それのために——そのためだけじゃないですけど(笑)、技術力を身につけなきゃいけないし、言葉遣いとか人に見られる部分も気にしなきゃいけない。
S.M
私、逆で、チームリーダーになったら、メンバーに雑談とかでダメな部分を見せまくった。
で、後輩が「自分がやらなきゃ」みたいになって、進捗報告とか社内業務も、めちゃくちゃ自発的にやってくれる。
何でもかんでも上ができると、任せればいい、みたいになっちゃう。だから、逆に「こういうのできない」って言って積極的にフォローしてもらう。それで、うちの後輩はめっちゃ成長していますね。
N.Y
苦労して身に付けたとかではなく、勝手になったんですけど、視野は広がったと思います。
前は自分がやるべき目の前のことだけを見てればよかったのが、いまは、自分以外のことにも気にかけなきゃいけない。
うちの現場って結構特殊なんですけど、2、30人いる現場で、下手すると自分のチーム以外のメンバーもみんな見なきゃいけない。だから、何か起こったとき、すぐ「あいつは大丈夫かな」とか、他のメンバーのことを勝手に考えるようになりました。
Y.F
プロジェクトを責任者として携わるようになったので、終わったときにはメンバーだったときより達成感は大きいって思いますね。KSKテクノサポートとしてプロジェクトを終えた安堵感みたいな。
プラス、ひとつのプロジェクトが終わった先に、他のプロジェクトを受注できたりしたときも達成観を感じます。
会社として評価をしてもらったからこそ、受注できたり、単発で終わらず次の案件につながります。そういうとき、少しは会社のビジネスに貢献できたのかなって。それは、一プレーヤーから変わった部分ですね。

必要なのは、
学ぶ姿勢、主体性、コミュニケーション力

先輩、チームリーダーという視点で、
KSKテクノサポートのエンジニアに重要なこととは?

S.M
自分から学ぶ姿勢は大事だなって思います。
最初のうちは、「この研修を受けて」とか会社や上司から言われるんですけど、あとからは言われなくなって、本人に任される。
だから、自分がどうしたい、どの方面に進みたい、どのスキルがほしい、だからこの研修を受けようとか、そういう姿勢が、どんどん大事になっていきます。
Y.T
私が大事だと思うのは、意図をしっかり読み取る力。
仕事をしてたら、上司やお客様から指示を受けたり、会社からこの研修を受けてきてって言われることあります。
そうなったときに、何でこの指示、この研修なのか、その意図を自分で考えるようになると、一段と学びの速度が上がるし、モチベーションも当然上がる。いい循環になると思います。
だから、意図を読み取る力は重要かなと。新人が入って来たときも、いつも言うようにしてます。
Y.F
私は、主体性と目標を持ち続けることだと思っています。
うちがやってるSES(System Engineering Service)の現場って、現場が変わっていく。短いプロジェクトも長いプロジェクトもあるけれど、将来なりたいこととか、やってみたいことが明確じゃないと、目の前の業務に忙殺されて、その繰り返しになってしまう。
逆に、やりたいことやなりたい姿があれば、面談のとき上司に話せば認識してもらって、進むチャンスももらえる。私自身、「チームリーダーをやりたい」って言っていたので、きっかけをいただけました。
実際、年1回の面談や月ごとのDKC(Door Knock Communication:上司とのKSK流1on1コミュニケーション)であったり、もともと考えていた将来像とかを上司と話をする場があります。この会社のキャリアの方向性は、エンジニアに特化する方向とマネジメントを目指す方向との大きく二つに分かれているとか、後者ならチームリーダー、センター長、部長という道があるとかもここで知ったし、その道に行くにはどうしたらいいのかも道筋を立て教えてくれました。
N.Y
チーム制を強みにしている会社なので、僕は人間が好きというか、人と関わるのが好きって気持ちが強くあったほうが、成長が早いイメージが個人的にあります。
先輩たちもコミュニケーションを積極的に取って、みんなで一緒にやっていく雰囲気。僕自身、入社したときに積極的に先輩にコミュニケーションを取ってもらって、持ち上げてもらったので、人に関わるのが好きっていうのは、すごい大事なんじゃないかなって思う。
Y.H
N.Yさんとは別の観点で、コミュニケーションのことで言うと、自分が一番大切に思うのは、正確に物事を理解して伝える力が必要かなって思います。
特に今、自分は設計、構築のレイヤーにいるんですけど、週に1回お客様との打ち合わせとかで、ITのプロではないお客様から、先方の言いたいことを理解して、それをチームメンバーに伝えていかないといけない。さらに、ただ伝えたではダメで、きちんと伝わったかが大事。メンバー一人ひとりがきちんと理解できるように伝えていかなきゃならない。そうしないと、プロジェクトが円滑に進まなくなってしまうんです。

一匹狼、素直でない人、
まわりに関心がない人は難しいかも

この会社に向かない人ってどんな人でしょう?

Y.H
N.Yさんの話じゃないけど、うちの会社はコミュニケーションをとても大事にしているので、チーム活動に参加しないとか、一匹狼みたいな人はあんまり向いてないかな。
それが悪いわけではないんです、自己成長って意味では。でも、個人の成長とチームのみんなで成長していくのは違う。個人だと成長のスピードは早いかもしれないけれど、チームと一緒なら、より大きく成長することができます。
Y.F
同じようですけど、柔軟性がない人、素直でない人は向いていないと思っていて。人としゃべるのが苦手とかはあると思うけれど、チーム制でやっているので、そこは割り切って考えないと、お互いに幸せにならないかな。
N.Y
似た感じですが、食わず嫌いというか、仕事にしろ、会社の活動にしろ、やる前から否定しちゃうとか、「やる意味があるんですか?」って目線で入っちゃうとね。Y.Tさんが言ったように、会社の活動とかって、必ず意図があって結果がでてわかることがあるので。
Y.T
コミュニケーションは、仕事上のコミュニケーションを突っぱねさえしなければ、いいかな(笑)。
仕事が終わった後、飲み会誘っても毎回「嫌です」とかって、別に全然いい。だけど、自分の仕事だけをやって、人と話さなくてもいいはダメ。その人がやってる仕事も、他の仕事とつながってるんで。
だから、自分の仕事が終わったときに、他の人に「他の進捗どうですか、できることありますか」と、逆に「困ってるんですけど」と声を上げられるとか、そういうコミュニケーションが取れないと困りますね。
S.M
まわりに関心がない人は難しいかもしれない。
まわりってチームメンバーとか人ってだけじゃなく、業界のこととか、新しい技術、スキルのこととかも。そういうのに主体的に接せられない、閉じこもっちゃう人だと厳しいかな。
まわりから情報を得たほうが、成長できるし、モチベーションも上がると個人的には思うんですよね。

会社のいいところは、
教育制度、エンゲージメント施策、
そしてやっぱり人

改めて、KSKテクノサポートのいいところを挙げるすると?

S.M
やっぱり、チーム制と教育制度じゃないですかね。特に教育制度は、私が入社したときもいいと思ったんですけど、最近、充実してるなって思います。
若手向けのサーバーやネットワーク分野とか、分野に特化した資格取得支援制度とか、動画サービスの充実とか。スキルに触れやすくなって、若手が活用する動きがどんどん活発になっている気がします。
Y.F
教育制度については、特に1年目から3年目に関してはいいなと思う部分があって。
SESの業界って、同期で研修を受けても、そこから現場で全く会わないこともあったりします。そういった中で、この会社では対面の研修で学ぶことができる。
そうすると、同窓会ではないですが、違う現場の同期とも話す場ができるので、それはすごく重要だと思います。
N.Y
スマイルカードとかのエンゲージメント施策ですかね。
スマイルカードって、手紙みたいな感じで社員同士で感謝のメッセージを送り合うもの。
入社したときって、緊張して先輩たちともコミュニケーションが取れなかったりしますが、スマイルカードを気軽に先輩が送ってくれると、「この人以外とフランクな人なんだ」とか、「こういうの興味ある人なんだ」とか、知るきっかけになる。
話す以外でも感謝を伝える大事さを、チームを見るようになった今すごく感じています。後輩にも積極的に活用するように教えています。
Y.T
品質向上の施策だけど、「ヨクスル」とか。
仕事の中で「こういうことを仕組み化して改善しました」とか、「ツール作って時短できました」とかを、社内イントラに投稿、共有、評価してもらえる取り組みです。
「頑張りました」をアピールする場でもあるし、上司が「お前すげえな」って褒めてくれる場でもある。成果を会社から評価されるだけでなく、上司も直接声をかけて評価してくれる。そういう場があるのって、すごくいいと思います。
S.M
「ヨクスル」って、他の現場がどういうふうにやっているかもわかりますよね。
特にお客様先に常駐していると、他の現場のことはわからなかったりすると思うんですけど、「ヨクスル」で知ることができる。
Y.H
確かに教育とか施策もいいけど、なんだかんだ人がいいのかなって。
自分は、前の現場行って3年、2年目ぐらいに異動したんですけど、そこの現場の人がいい人だったし、今の現場は何ヶ月ごとにメンバーも変わるんですが、やっぱりいい人が多い。
知識を隠すんじゃなくて存分に教えてくれるんですよね。
特に一番最初の1年目のときとかは、本当にIT業界と全く別業界ってわかんなかったんで、パソコンのショートカットのやり方とかすごくありがたかった。すぐに業務に入り込めたっていうのは、人がよかったからかなと。
Y.T
世間だと「上司ガチャ」とか言いますけどね(笑)、それはないかな。自分も、本当に会う人会う人いい人だなって常々感じています。

ありがとうございました。